再生PET(ペットボトル)生地とは?サステナブルで環境に配慮した素材の魅力を紹介
2025.11.03

安くて軽く、便利なペットボトルの容器ですが、その便利さから世界中で消費量が急増しています。ペットボトル容器の原料である合成樹脂(プラスチック)は、不要になっても自然環境でほとんど分解されることなく、マイクロプラスチックとして残り続けるため、使用後に廃棄されたペットボトルがプラスチックゴミとして海洋に流出して海の生態系を脅かすなど環境への影響も指摘されています。
ペットボトルのリサイクルに関する取り組みが各地で進められていますが、決して十分であるとはいえません。そこでこのプラスチックゴミの問題に取り組もうと、多くの企業で再生PET(ペットボトル)を利用する取り組みが活発化しています。
大手飲料メーカーは「ボトルtoボトル」、小売は「ボトルtoトレー」、アパレルはリサイクルポリエステルの採用など、業界横断でリサイクルの取り組みが広がっています。このように多くの企業でペットボトルをリサイクルする取り組みが進められていますが、皆さんは再生ポリエステル繊維による再生PET生地を使えば、バッグやウェアなど多様なグッズを製作できることはご存じでしょうか。新規の石油資源を使わず、回収されたペットボトルでグッズを製作できる点は、環境にやさしい選択といえるでしょう。
今回は再生PET生地の特徴や再生PETができるまでの工程、そしてユニファースト開発の再生PET素材を使用したオリジナルエコバッグをご紹介します。
サステナブルで環境にやさしい「再生PET」とはどんな素材?

再生PET(ペットボトル)とは、使用済みペットボトルをもとに生産されたポリエステル繊維です。石油由来資源で生産されたポリエステル繊維と同程度の品質が担保されています。再生PETは回収されたペットボトルを粉砕して繊維にするので、石油成分から作る必要がなく、環境にやさしい素材といえるでしょう。
再生PETができるまで
回収された使用済みのPETボトルが、どのような工程を経て製品になるのかをご紹介します。
まず、回収されたPETボトルを洗浄・粉砕し、薄いフレーク状にします。次に、このフレークを溶かして小さな粒(ペレット)に加工します。この工程を「造粒」と呼びます。
造粒で得られたペレットは再び溶融され、ノズルから押し出されることでフィラメント(長繊維)になります。用途に応じてカットして短繊維(ステープルファイバー)にし、紡績して糸に加工します。こうして得られた糸は、再生ポリエステル繊維として衣料品やバッグなどに利用されます。
長繊維は滑らかで光沢があり、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維に多く使われています。
再生PETの工程でもこの長繊維が用いられるため、見た目にも美しく、丈夫で扱いやすい素材となります。
このように回収されたPETボトルは、繊維や生地へと生まれ変わり、衣料品や生活雑貨の原材料として再利用されています。新たな石油資源を使わずに生産できるため、環境負荷の軽減にもつながり、再生PET製品はサステナブルな選択として注目されています。
再生PETの種類
サステナブルアイテムとなる再生PETですが、大きく、物理的加工で再利用する方法の「マテリアルリサイクル」と、化学的に分解して原料に戻す方法「ケミカルリサイクル」に分けられます。
マテリアルリサイクルとは、使用済みの製品や廃棄物の中の資源などをできるだけ変えることなく再利用する方法です。ペットボトルの場合、ポリエチレンテレフタレートという資源を活用して再資源化しています。製造工程が短く、コストがかからない点がマテリアルリサイクルの特徴です。一方で、使用できる廃棄物に限りがある点はデメリットだといえます。
ケミカルリサイクルは、使用済みの製品や廃棄物に含まれている資源から素原料となる化合物を回収して再利用する方法です。ペットボトルの場合、テレフタル酸と呼ばれる化合物を回収し、ポリエステル繊維を作ります。ケミカルリサイクルはマテリアルリサイクルよりも幅広い廃棄物を活用できる点が特徴ですが、生産工程が多いため、コストがかかる点に注意しなければなりません。
再生PET素材を活用してサステナブルアイテムを作りたい、自社オリジナルのエコ製品を展開したいといった場合、どの種類の再生PETを使用するのかといった点も検討してみてください。
再生PETを利用するメリット

再生PETを利用することで得られるメリットはさまざまです。ここでは、企業が再生PETを利用することでどういったメリットがあるのか解説します。
環境への負荷を軽減できる
再生PETを利用することで、環境への負荷を軽減できます。これは、再生PETを原料として用いることで、石油の利用削減やプラスチックゴミの増加防止が期待できるためです。
ポリエステルは石油などを原料にして作られるものですが、再生PETを活用することで、新規の石油資源の使用を抑えつつポリエステル繊維を生産できます。
また、使用済みのペットボトルを使用するため、海などに放置されるプラスチックゴミの削減にも貢献できます。企業としては、このような点をアピールできれば、社会的信頼の獲得も期待できるでしょう。
サステナブルアイテムとして社会に貢献する
再生PETはサステナブルアイテムに変身し、社会に貢献してくれるものです。例えば、再生PETを使用してエコバッグを作ることができます。エコバッグのサイズによって異なりますが、1つのエコバッグを製作するために数本程度のペットボトルが使われています。
エコバッグだけでなく、衣料品の製作も可能です。例えば、ペットボトル数本〜10数本程度を使うとポリエステル素材のTシャツを作れます。ジャージやワイシャツといったさまざまなタイプの衣料品に変身するなど、幅広く活躍してくれるでしょう。
再生PETとSDGsとの関係
再生PETの利用は、昨今耳にする機会が多い「SDGs」とも関係があります。「持続可能な開発目標」のことで、持続可能でより良い世界を実現するための国際目標のことです。17のゴール・169のターゲットから構成されており、そのゴールの中に「12.つくる責任 つかう責任」「14.海の豊かさを守ろう」といったものがあります。
再生PETの利用はこの2つのゴールの実現に貢献してくれるものです。例えば、再生PETを利用することで、過度な生産・消費・廃棄活動に伴う資源の無駄遣いを防ぎ、サーキュラーエコノミー(循環型経済)につながります。これは「12.つくる責任 つかう責任」に該当すると考えられるでしょう。
また、ポイ捨てなどで海に流れ着いたペットボトルを活用できれば、海洋ゴミの削減につながり「14.海の豊かさを守ろう」の達成に寄与します。
このように再生PETの利用は、SDGsとの関係においても非常に重要な役割を担うものだといえます。SDGsに向けた取り組みを何か始めたい、といった企業の担当者は、まず再生PETを活用することから始めてみてはいかがでしょうか。
再生PET素材を活用したユニファーストオリジナル開発のエコバッグ

レジ袋の有料化にともない、エコバッグの普及が加速しています。実は、エコバッグの生地に再生PETはよく使用されており、ユニファーストのエコバッグも再生PET素材を使用して製作可能です。ユニファーストでは、素材の選択から形状、プリントデザインに至るまでオリジナルでエコバッグの製作が可能です。特に近年はSDGsに配慮した製品づくりに取り組み、環境に配慮した生地にこだわった製作に力を入れています。
これまでさまざまな用途に合わせて数多くのエコバッグの製作を行ってきましたが、その中でもメディアに取り上げられるなど人気を博した製品が当社オリジナル開発のエコバッグ「着られるエコバッグ」です。
「着られるエコバッグ」は、底がファスナーになっているため、閉じた状態ではエコバッグに、開いた状態では服やビブスとして着用することができます。
強度検査をクリアしているため、耐久面での心配も不要です。「着られるエコバッグ」は普段使いとしてはもちろん、応援するチーム名やロゴを入れられるので、野外でのスポーツ観戦のユニフォームとしても活用できます。バッグと服が一体になっていることで、持ち運びにも便利です。
「着られるエコバッグ」以外にも、ユニファーストでは再生PET素材を使用したオリジナルのエコバッグを開発しています。そのうちのひとつが、「レジカゴで使えるエコバッグ」です。
あらかじめかごにエコバッグを引っかけてかぶせておくことで、かごに触れることなく直接商品をレジカゴバッグに詰めることができます。そのため、会計後の購入商品の詰め替え作業が不要になります。「レジカゴで使えるエコバッグ」も、ペットボトルのリサイクル繊維で製作が可能です。
他にもユニファーストでは、多くの商品で再生PETを利用したグッズの開発に力を入れています。再生PETの繊維を活用した製品は見た目も自然で、一般的なポリエステル繊維でできたグッズと遜色はありません。品質管理も日本クオリティで徹底していますのでご安心ください。
まとめ
今回はサステナブルな素材、再生PET素材についてご紹介しました。今回ご紹介した工程で製作された商品のように回収されたのちに製品化される割合は、まだまだ十分な水準とはいえません。
再生PET素材の活用がもっと普及してくれば、プラスチックゴミの軽減につながると同時に、無駄な資源を使うことなく商品を製作できます。
循環型社会の実現に向け、リサイクル商品の開発に取り組むことは非常に大切です。再生PETの活用もその一助になることを願い、ユニファーストでは今後もエコ素材製品の開発やSDGsに貢献する製品づくりに注力していきます。
SDGsに貢献するグッズを製作したい方やエコグッズで社会に貢献したいという方は、ぜひユニファーストにお任せください。ユニファーストはオリジナルエコバッグの製作やサステナブルな素材での製品づくりを通して、企業イメージの向上に貢献します。
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