エコバッグの洗い方は?清潔・長持ちで“サステナブル”な暮らしへ
2025.10.06
「いつの間にかエコバッグ、汚れてきたかも・・・」そんな経験は誰にでもあるはずです。食品や日用品を入れるエコバッグは日常生活で欠かせない存在ですが、正しいお手入れを知らないまま使い続けると、雑菌や臭いの原因になることもあります。
だからこそ、清潔に保ちながら長持ちさせるために、素材ごとの適切なエコバッグの洗い方を知ることが大切。コットンやナイロン、ポリエステル、不織布など、素材に合った方法を選べば、型崩れを防ぎながら衛生的に使えます。
さらに、繰り返し使うことは環境への負担を減らすことにもつながります。この記事では、日々の暮らしを快適にしつつ、サステナブルな社会にも貢献できる、エコバッグの正しいケア方法を紹介します。
エコバッグは洗った方がいいの?
エコバッグは繰り返し使うことで環境にやさしい反面、肉や野菜のドリップ、野菜のクズや泥、手指の汗や皮脂などで意外と汚れています。見た目には清潔に見えても、細菌やカビが繁殖し、食中毒や悪臭の原因になる可能性があるため、定期的な洗濯が欠かせません。
また、冷たい飲料や冷凍食品などを入れたエコバッグは結露します。湿ったまま放置すると雑菌の繁殖に繋がります。エコバッグは繰り返し使うからこそ、こまめに洗う必要があるのです。
エコバッグを清潔に保つことで長持ちさせ、持続的に安全に使えるよう適切な洗い方を知っておくとよいでしょう。
そのエコバッグは洗える?洗えない?見分け方
エコバッグを清潔に使い続けるためには、まず洗えるかどうかを確認しておくことがポイント。誤った方法で洗うと、生地の劣化や破損につながり、せっかくのバッグが短期間で使えなくなってしまいます。その上で適切な洗い方をすれば、長持ちさせながら衛生的に利用できます。
見分け方の基本は「洗濯表示の有無」と「素材の種類」。ここでは、エコバッグの洗い方について、洗濯表示の確認方法と表示がない場合の判断ポイントを解説します。
洗濯表示をチェックしよう
最も確実な見分け方は、エコバッグの洗濯表示を確認することです。
- 桶のマーク:洗濯機の標準コースで洗濯可能
- 桶の下に線2本:洗濯機のおしゃれ着コースで選択可能
- 桶に✕印:丸洗いは避け、表面拭き取りのみ
洗濯表示は国際的に統一された記号で示されているため、確認するだけで素材に合ったお手入れ方法が一目で分かります。まず確認すべきはエコバッグに付いている洗濯表示で、そこに記載があれば適切なエコバッグの洗い方がわかります。
(参考:衣類の「取扱表示」|経済産業省 消費者庁)
洗濯表示がない場合
エコバッグに洗濯表示がない場合は、素材ごとの特徴を理解して判断しましょう。ナイロン・ポリエステル・コットン・不織布は一般的には水洗いが可能です。
一方、刺繍やビーズ、ワッペンなどの装飾があるエコバッグや、プリント加工が施されたエコバッグの取り扱いには注意が必要です。無理に洗わず拭き取りなどでケアする方がよいでしょう。
濃い色のエコバッグは色落ちのリスクがあるため、衣類とは分けて洗うようにしましょう。
洗えるエコバッグの素材別洗い方
エコバッグは素材によって適切な洗い方が異なります。不適切な方法で洗ってしまうと、縮みや型崩れ、劣化を招くおそれがあるため注意が必要でしょう。
特に、コットンやナイロンなどは見た目が似ていても耐水性や耐久性に差があり、誤った洗い方では寿命を縮めてしまいます。正しい洗い方を押さえることで、日常的に使うバッグを清潔に保ちながら長く愛用できます。
ここでは、代表的な素材別に具体的な洗い方を紹介します。
コットン
天然素材のコットンは吸水性が高く、汚れやにおいがつきやすい特徴があります。そのため定期的に洗うことで清潔・衛生面も安心です。ただし、縮みや色落ちのリスクがあるため、洗濯方法を選ぶことが大切です。生地の網目の汚れはブラシやタオル等で掃うか、キャンバス用の消しゴムもおすすめです。
洗濯機で洗う場合
- 汚れがひどい場合は前処理をする
- ネットに入れる
- おしゃれ着洗いモードや弱水流モードを使って優しく洗濯する
- 折りたたまず裏返したままカタチを整えて陰干しする
コットン製のエコバッグは、基本的に洗濯機で洗えます。型崩れを防ぐためにネットへ入れ、弱水流やおしゃれ着洗いコースを選ぶと安心です。プリント加工がある場合は、エコバッグを裏返しにして洗うことでプリントの劣化を最小限にとどめられます。
洗剤はおしゃれ着用洗剤や中性洗剤を使い、漂白剤は色落ちの原因になるため避けましょう。脱水は短時間にとどめ、形を整えて陰干しすることで、シワや縮みを最小限に抑えられます。
手洗いで洗う場合
- 桶などにぬるま湯と洗濯洗剤を入れてしっかり混ぜる
- 3~5分くらい優しく押し洗い
- 何度か水を変えて泡が出なくなるまですすぐ
- タオルで包んで水分を吸収
- 折りたたまずに陰干し
色柄物や型崩れが心配なバッグは手洗いがおすすめ。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、やさしく押し洗いしてください。持ち手部分や内側の汚れやすい箇所は直接洗剤をつけ、歯ブラシなどで軽くたたき洗いするとよいでしょう。
すすぎ残しがないように十分に水を切り、タオルで水分を吸い取ってから形を整え、陰干しで自然乾燥させると長持ちします。
ナイロン・ポリエステル
ナイロンやポリエステルは軽量で速乾性に優れた合成繊維です。汚れが付きにくく、洗濯後も乾きやすい点がメリットですが、熱や摩擦に弱いため乾燥機やアイロンの使用は避けましょう。以下ではそれぞれの洗い方を解説します。
洗濯機で洗う場合
ナイロン・ポリエステル製のエコバッグも洗濯機で洗えますが、必ずネットに入れましょう。他の洗濯物と一緒に洗ってもかまいませんが、薄くてシワになりやすいエコバッグは弱水流で洗います。
中性洗剤を使用し、柔軟剤は繊維を傷める原因になるため控えましょう。型崩れを防ぐため脱水は短時間で済ませ、直射日光を避けて陰干しすることで生地の劣化や色あせを防げます。
手洗いで洗う場合
エコバッグをより長持ちさせたい場合は手洗いがおすすめです。ぬるま湯に少量の中性洗剤を溶かし、優しく押し洗いを行います。汚れがひどい部分はスポンジで軽くたたくように洗うと効果的です。
水ですすいだ後はタオルで水気を取り、風通しの良い場所で陰干しすると速く乾きます。形状記憶のドレープがついているエコバッグも、機能を維持できるよう手洗いで洗いましょう。
不織布
不織布は繊維を織らずに圧着した素材で、軽くコストが低い反面、水や摩擦に弱く耐久性が劣ります。基本的には使い捨てを想定した素材のため、繰り返しの洗濯には向いていません。しかし、衛生的に保つためには状況に応じた洗い方が必要です。
洗濯機で洗う場合
不織布のエコバッグを洗濯機にかけるのは基本的に推奨されません。強い水流で繊維が毛羽立ち、破れや型崩れを起こす恐れが高いからです。どうしても洗いたい場合はネットに入れ、手洗いやドライコースで洗い、最小限の負担にとどめましょう。
手洗いで洗う場合
不織布は手洗いのほうが安全です。ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、汚れ部分を軽く押し洗いしてください。強くこすると破れの原因になるため注意が必要です。
すすいだ後はタオルで水気を吸い取り、完全に乾かしてから使用することで衛生的に保てます。洗濯ばさみの跡がつきやすいため、ハンガーやフックにかけて陰干ししましょう。繰り返し洗うと寿命が短くなるため、消耗品としての利用を意識するのが現実的です。
エコバッグを洗う頻度の目安
エコバッグは毎日の買い物で食品や日用品を直接入れるため、見た目以上に汚れや菌が付着しやすいアイテムです。清潔に保つためには、使用状況に応じた洗濯頻度を意識することが大切です。
生鮮食品や総菜を入れた場合は、使用するたびに洗うのが理想的です。反対に、乾いた衣類や軽い雑貨のみであれば、週1回程度の洗濯でも十分です。頻度の目安を知ることで、過剰な洗濯による生地の劣化を防ぎつつ、衛生面も保つことができます。使ったら洗うを基本に、用途や汚れ具合に合わせて調整するのが最も効果的でしょう。
洗えないエコバッグのお手入れ方法
一部のエコバッグは素材や構造の特性から洗濯機や水洗いに適さず、誤った取り扱いをすると劣化や破損につながります。そのため、洗えない場合でも衛生的に使い続けるための工夫が重要です。
基本は使用後に柔らかい布で表面を拭き取り、汚れが気になる箇所はアルコールスプレーや除菌シートを活用します。また、内部に食材や水分が付着した場合は、拭いた後完全に乾燥させてから収納することでカビや悪臭の防止につながります。
特に保冷タイプやコーティング加工が施されたものは水分に弱いため、陰干しや乾拭きを習慣化することが大切です。定期的なお手入れを行うことで清潔さを保ちながら、バッグ自体の寿命を延ばすことができます。
エコバッグを清潔に長持ちさせる4つのポイント
エコバッグを長く衛生的に使うためには、日々のちょっとした工夫が欠かせません。食材や日用品を持ち運ぶバッグは、気付かないうちに雑菌や臭いが付着しやすいからです。
汚れたエコバッグを放置しておくと劣化や型崩れの原因になります。そこで今回は、負担を減らしつつ清潔に保つための4つのポイントを紹介します。
いずれも簡単に取り入れられる習慣なので、意識するだけでバッグの寿命を延ばし、毎日の買い物をより安心して続けられるでしょう。
用途別に使い分ける
エコバッグを素材別にいくつか持っておき、食品用・日用品用・衣類用と分けて使うことは清潔を保つうえで非常に有効です。肉や魚のドリップや生鮮品の湿気が他の物に移るのを防げるからです。
実際に、スーパーでの買い物用と雑貨購入用を分けている人は、洗濯頻度を抑えつつ衛生面も保てています。たとえば肉や魚を入れるバッグは食品専用とし、衣類や日用品を入れるバッグと一緒にしないといった工夫が大切です。
結果として、汚れやにおいの付着を最小限に抑えられ、バッグを長く快適に使用できます。また、洗えないエコバッグは汚れやすい食品用としてではなく、日用品や衣類用として使うとよいでしょう。
ポリ袋を活用する
エコバッグの内側を清潔に保つためには、食品や液体を直接入れず、ポリ袋を併用することが効果的。肉や野菜のドリップ漏れや惣菜などの油分が布地に染み込むと、洗っても落ちにくい汚れや臭いが残りやすいためです。
生鮮食品や惣菜を購入する際、ポリ袋に入れてからエコバッグへ入れることで、内部の汚染を大幅に防げます。実際にこの工夫を習慣化している人は、エコバッグを頻繁に洗う必要がなくなり、生地の傷みを抑えて長持ちさせています。
ちょっとした手間ではありますが、清潔さを維持するうえで非常に効果の高い方法です。
部分汚れは小まめに落とす
エコバッグを長く使うためには、部分的な汚れを見つけた段階で早めに落とさなければなりません。シミや油汚れを放置すると繊維に染み込み、雑菌の繁殖やにおいの原因になってしまうからです。
内側に汚れがついた場合は、タオルやウェットティッシュで拭き取り、中性洗剤を含ませた布で軽くたたくようにすると効果的です。さらに、日頃から使用前のエコバッグに防水スプレーをかけておくと、液体や汚れが生地に染み込みにくくなり、応急処置もしやすくなります。
小まめなケアと予防策を組み合わせることで、全体を洗う回数を減らしつつ清潔さと耐久性を保ち、安心して長く使用できます。
濡れたら乾かしてから収納
エコバッグは濡れたまま畳んでしまうと、雑菌やカビが繁殖しやすくなり、不快な臭いや生地の劣化につながります。予防のために、使用後に水分を含んでいる場合は必ず乾かしてから収納しましょう。
例えば、雨の日の買い物や冷たい飲料を入れたときは、タオルで水分を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。ドライヤーの熱風は生地を傷める恐れがあるため避けるのが無難です。
しっかり乾燥させる習慣を持つことで、清潔さを保ちながらバッグを長持ちさせることができます。
(参考:「エコバッグを清潔に保つための5つのポイント」|農林水産省)
SDGsに配慮したエコバッグならユニファースト
ユニファーストで製造しているオリジナルエコバッグは、環境・社会・持続可能性(SDGs)への配慮が行き届いており、機能性と環境保護の両立を求める人に最適です。エコバッグ製作にあたっては、再生ペット素材(リサイクルPET/ナイロン)、海洋ごみ由来繊維「REPREVE® Our Ocean」、オーガニックコットンなどを積極的に採用しています。
再生PET素材のサコッシュバッグや再生コットンのトートバッグといった商品は、使いやすさと環境配慮を兼ね備えた代表例といえるでしょう。また、SDGsへの取り組みを始めたい企業向けにスタートSDGsプロジェクトを展開し、ものづくりを通じて持続可能な社会づくりを支援しています。
日常的に使うエコバッグをユニファーストで選べば、清潔に長く使えるだけでなく、環境にも優しい行動につながります。毎日の買い物が自然とSDGsへの貢献になるのは、大きな魅力といえるでしょう。
まとめ
エコバッグを清潔に保つには、素材に応じた洗い方や洗濯表示の確認が欠かせません。正しい方法で洗えば、雑菌や臭いを防ぎ、長く安心して使い続けられます。また、部分洗いや用途別の使い分けを取り入れることで、より衛生的に活用できるでしょう。
ユニファーストが提供する再生素材やオーガニック素材を用いたエコバッグは、耐久性と環境配慮を両立し、SDGsの取り組みにも直結します。毎日の買い物を通じて持続可能な社会づくりに貢献できるだけでなく、企業が販促やノベルティとして導入すれば、ブランド価値の向上にもつながります。エコバッグを活用したプロモーションや環境配慮型グッズの導入を検討されているご担当者様は、ぜひご相談ください。
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