サステナブルで環境に配慮した素材「再生PET(ペットボトル)」生地の魅力とは | ユニファースト株式会社

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サステナブルで環境に配慮した素材「再生PET(ペットボトル)」生地の魅力とは

2021.10.19

安くて軽く、便利なペットボトルの容器ですが、その便利さから世界中で消費量が急増しています。ペットボトル容器の原料である合成樹脂(プラスチック)は、不要になっても自然環境でほとんど分解されることなく、マイクロプラスチックとして残り続けてしまうので、使用後に廃棄されたペットボトルがプラごみとして海洋に流出して海の生態系を脅かすなど環境への問題も指摘されています。

ペットボトルのリサイクルに関する取り組みが各地で進められていますが、決して十分であるとはいえません。そこでこのプラスチックゴミの問題に取り組もうと、多くの企業で再生ペットボトルを利用する取り組みが活発化しています。

例えば大手飲料メーカーでは飲料などで使用したペットボトルをリサイクルして、同品質のペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」に力を入れています。百貨店運営会社ではペットボトルを回収して買い物のトレーなどにリサイクルする「ボトルtoトレー」を実施しています。また大手衣料品メーカーでは生地にペットボトルを再利用したリサイクルポリエステルを使用したアパレル製品を生産しています。

このように多くの企業でペットボトルをリサイクルする取り組みが進められていますが、皆さんは再生ポリエステル繊維による再生ペット生地で他にも様々なグッズを製作できることをご存知でしょうか。

石油のような新たな資源を使う必要がなく回収済みのペットボトルでグッズを製作できるなら、環境にやさしいですね。
今回は再生ペット素材生地の特徴や再生ペットができるまでの工程、そしてユニファースト開発の再生ペット素材を使用したオリジナルエコバッグをご紹介します。

サステナブルで環境にやさしい「再生ペット」とはどんな素材?

再生ペットとは、使用済みペットボトルをもとに生産されたポリエステル繊維です。石油由来資源で生産されたポリエステル繊維と同程度の品質が担保されています。再生ペットは回収されたペットボトルを粉砕して繊維にするので、石油成分から作る必要がなく、環境にやさしい素材といえるでしょう。

再生ペットができるまで

回収された使用済みのペットボトルからどのような過程で製品化されるかについてご紹介します。
まず、回収されたペットボトルを粉砕し、薄くフレーク状にします。

次に、粉砕された状態から、顆粒の状態へと加工します。この過程を、造粒と呼びます。

造粒によってペレット化されたものを製綿、つまり綿繊維に加工していきます。再生ペットの綿からできた衣料品などは、このように精製された綿繊維から作られています。


ペレットから製綿する過程で製糸すると、長繊維になります。長繊維は糸を作る繊維が長いものを指し、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は長繊維に分類されます。長繊維は滑らかで光沢があるというメリットがあり、この長繊維からポリエステル繊維の製品へと製品化されます。


このように回収されたペットボトルは綿繊維、ポリエステル繊維へと加工され、衣料品やバッグの原材料となります。この工程では新たな石油資源が使われることがなく、環境への負担も軽減できるため、再生ペットを使ってできた製品はサステナブルであるとアピールできるでしょう。

再生ペット素材を使うことでどのくらいペットボトルゴミを削減できる?

では一体、グッズを作るのにどれくらいのペットボトルを削減できるのでしょうか。
例えばエコバッグ。エコバッグのサイズにもよりますが、1つのエコバッグを製作するのに5本程度のペットボトルが使用されています。
衣料品はどうでしょう。例えばポリエステル素材のTシャツを作る場合、4~5本のペットボトルが使用されています。衣料品は種類や素材によってもペットボトルの消費量は異なりますが、Tシャツ以外にもジャージやワイシャツなど様々なタイプの衣料品への製品化が可能です。

再生ペット素材を活用したユニファーストオリジナル開発のエコバッグ

レジ袋の有料化にともない、エコバッグの普及が加速しています。実は、エコバッグの生地に再生ペットはよく使用されており、ユニファーストのエコバッグも再生ペット素材を使用して製作可能です。ユニファーストでは、素材の選択から形状、プリントデザインに至るまでオリジナルでエコバッグの製作が可能です。特に近年はSDGsに配慮した製品づくりに取り組み、環境に配慮した生地にこだわった製作に力を入れています。

これまで様々な用途に合わせて数多くのエコバッグの製作を行ってきましたが、その中でもメディアに取り上げられるなど人気を博した製品が当社オリジナル開発のエコバッグ「着られるエコバッグ」です。

着られるエコバッグ

「着られるエコバッグ」は、底がファスナーになっているため、閉じた状態ではエコバッグに、開いた状態では服やビブスとして着用することができます。
強度検査をクリアしているため、耐久面での心配も不要です。「着られるエコバッグ」は普段使いとしてはもちろん、応援するチーム名やロゴを入れられるので、野外でのスポーツ観戦のユニフォームとしても活用することもできます。バッグと服が一体になっていることで、持ち運びにも非常に便利です。

「着られるエコバッグ」以外にも、ユニファーストでは再生ペット素材を使用したオリジナルのエコバッグを開発しています。
それが、「レジカゴで使えるエコバッグ」です。

あらかじめかごにエコバッグを引っかけてかぶせておくことで、かごに触れることなく直接商品をレジカゴバッグに詰めることができます。そのため、会計後の購入商品の詰め替え作業が不要になります。「レジカゴで使えるエコバッグ」も、ペットボトルのリサイクル繊維で製作が可能です。

他にもユニファーストでは、多くの商品で再生ペットを利用したグッズの開発に力を入れています。再生ペットの繊維を活用した製品は見た目も自然で、一般的なポリエステル繊維でできたグッズと遜色はありません。品質管理も日本クオリティで徹底していますのでご安心ください。

さいごに

今回はサステナブルな素材、再生ペット素材についてご紹介しました。今回ご紹介した工程で製作された商品のように回収されたのちに製品化される割合は、全体の2割程度とまだまだ低い水準となっています。
再生ペット素材の活用がもっと普及してくれば、プラスチックゴミの軽減につながると同時に、無駄な資源を使うことなく商品を製作できます。
循環型社会の実現に向け、リサイクル商品の開発に取り組むことは非常に大切です。再生ペットの活用もその一助になることを願い、ユニファーストでは今後もエコ素材製品の開発やSDGsに貢献する製品づくりに注力していきます。

SDGsに貢献するグッズを製作したい方やエコグッズで社会に貢献したいという方は、是非ユニファーストにお任せください。ユニファーストはオリジナルエコバッグの製作やサステナブルな素材での製品づくりを通して、企業イメージの向上に貢献します。

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